4歳男子の注射での驚くべき生態
この前、息子の予防接種に行きました。
これでしばらく、息子は予防接種はしなくていいとのことで、ひと仕事終えた気分です。
予防接種って、私のような気持ちが散漫な人にとっては、
「一週間前には予約の電話を入れて…」
「予約を入れたら、忘れてはいけない…」
「でも、当日天気がイマイチだと連れて行きたくない…」
と、気が重いイベントの一つだと思うんです。
これに、子どもが
「注射いや~」
と、あからさまに拒否などした日には、いっきにぐったり。
注射の後は、何もやる気がおきません。
テレビにお任せというのが、私のこのところのパターンでした。
しかし、4歳にもなると、さすがに注射ではぐずらない。
というより、今行っている医者がひどくすいているので、
行ってもほとんど我が家だけで、おもちゃコーナーで遊べてしまうので家よりも楽しいんだそうです。
初めて行ったときには、「この医者いつかつぶれるのでは…」
と、心の底から心配しました。
夫によると、
系列の介護事業が儲かっているので、小児科はそんなに混んでいなくても回っているのでは、とのことでした。
話が医者のことにそれてしまいましたが、息子としては家にはないおもちゃでたっぷり遊ぶべく行った予防接種。そこで、注射をしたときのことです。
注射をされながら
「痛いけど、もう終わるよ。」
「おっ。強いね。強いね。」
「妹さんも見ているよ。がんばろうね。」
などと、お医者さんや看護師さんに声をかけられていたところ、
注射が終わると、
急に立ち上がり、
肉食恐竜になりきって叫んでいました。
とは言え、まさか息子が恐竜になりきっているなんて私以外誰も分からないこの状況。お医者さんは、「気合いいれたのかな」なんてフォローしてくれました。すかさず、私は「恐竜みたいに強くなろうとしたのかな〜」と、これが恐竜であるとフォローしてみました。
今考えると、「恐竜」なんてフォローしなくてもよかったかな〜と思いますが、何より息子が自分なりに強くなろうとしたことに、私には考えつかない姿に驚きと興奮で心をわしづかみされてしまいました。
このことは、これから私が弱ったときに思い出してクスリとさせてもらう、とてもいいエピソードでした。
だから、子どもっておもしろい。